498 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/17(火) 18:49:28 ID:xx/JkfOk0
 信じようと、信じまいと――

 植物には人の言葉が分かり、意思があるという主張がある。

 農業従事者の男性Aさんが行方不明になった事件は、争った形跡があることから殺人を視野にいれて捜査されたが、迷宮入りとなっていた。
 事件が風化しかけた頃、Aさんの知人がAさんの田んぼ近くで取ったせりと毒ゼリを間違え、食中毒で死亡した。
 同じ年の彼岸。Aさんの田んぼに群生して咲いた曼珠沙華の花弁に人骨が引っかかっているのが発見された。
 田んぼを掘り返してみたところAさんの白骨化した死体が発見され、何故かその死体の傍には青々とした毒ゼリが埋まっていたという。
499 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/17(火) 18:53:50 ID:xx/JkfOk0
信じようと、信じまいと――

 2004年にWHOが発見した感染症にエボラ・ウイルスというものがある。
 最高の危険度を持って研究されるそのウイルスに罹ると、人は汚染された血液を撒き散らして死ぬという。
 発見から数年後にウイルスに免疫を持つアフリカ人男性が発見され、その血液がアメリカの疾病センターで研究されているという。
 その男性だが、自費でアメリカに入ったきり行方が分からなくなっている。
500 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/17(火) 18:56:40 ID:xx/JkfOk0
信じようと、信じまいと――

 恋人を殺した罪で若い男が逮捕された。
 女性の死因は、腹部に工具のドリルで穴を開けられての失血、外傷性ショックだった。
 ドリルの穴は子宮にまで到達していて、男はそこから自らの精液を流し込んでいた。
 動機を聞かれた青年は何がおかしいのかという様子で、「精子がしていることをやっただけです」と答えたという。