795 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/08(水) 20:21:07 ID:WYRqhOfO0
信じようと、信じまいと―

1972年、大西洋上を走る大型タンカー船よりSOSが入った。
近くを航行中の船がSOS信号を受信し、タンカー船に乗り込んだが、1名の乗員を残し、全員が姿を消していた。
生き残った船員は「次々と乗組員が石油の貯蔵槽に飛び込んだ」と話したが、貯蔵槽からは一人の死体も見つからなかった。
後日、その船を調査したところ、予定されている積載量より1tほど多い石油が積まれていた。
796 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/08(水) 20:48:30 ID:WYRqhOfO0
信じようと、信じまいと―

アメリカのあるTV局が、南米にある密林の奥にいるという「叫び続ける男」を取材しに行った。
その男は「昼夜を問わず、寝ている時ですら寝言で叫ぶ」と言われていたが、会ってみると、普通の男だった。
落胆したスタッフが村を後にし、出口まで差し掛かった時、密林の奥から男の叫ぶ声が聞こえてきた。
後に分かった話だが、男はひどい人見知りだったらしい。
798 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/08(水) 21:09:41 ID:WYRqhOfO0
信じようと、信じまいと―

1886年、中国のタクラマカン砂漠にて。
「オアシスのない場所に緑が茂っている」という噂が流れ、真偽を確かめるべく探検隊が出発した。
探検隊はその場所に到着したが緑はなく、干からびた旅人の屍骸が一つ転がっているだけだった。
しかし、何故かその屍骸は青々とした緑の草をその手に握り締めていたらしい。